山並みと調和した美しい里
つなぐ棚田遺産静岡県棚田等十選

標高450m、石積みと土羽の棚田が山々と織り成す美しい景観。

大栗安の棚田はココが良い!

  • 秋色の棚田を歩こう

    毎年11月下旬に開催される、棚田ウォーキング。天竜の山々に囲まれた平均標高約450mの棚田の周りを歩いて、目指す山の上。
    ようやくたどり着いたゴールから見下ろす棚田の景観は「見事」の一言に尽きます。
    お昼ご飯には棚田米の竹筒ご飯やジビエ料理、午後にはしめ縄づくりなど、毎回工夫が凝らされています。

  • くんま水車の里

    くんま水車の里にある食事処「かあさんの店」。木のぬくもりあふれる店内で、地元のお母さんたちが作ったおそばや定食が好評です。お土産・おやつは物産館「ぶらっと」で。名物くんま沢庵や、五平餅(土日限定)、マロンソフトクリーム(秋限定)も是非食べたいですね。

  • 農作業にも参加できる

    田植え、稲刈り、草刈などの農作業にも体験できます。標高の高い棚田は、晴天には広い青空、雨上がりには幻想的な風景を見ることができます。
    農作業の募集は、「しずおか棚田・里地くらぶ」で行っています。

服装・棚田のマナーも忘れずに!

浜松市天竜区大栗安地区の概要

大栗安地区は市街地より20kmほど北の、赤石山脈の余波を受けた標高450mの急峻な山間部に位置しています。
棚田を歴史を伝える貴重な文化遺産として保存していくため、平成12年に地元住民で「大栗安棚田倶楽部」を結成しました。この倶楽部が中心となり、都市住民や企業のボランティア、地元の学校などとともに、棚田の保全活動に取り組んでいます。「日本の棚田百選」、「静岡県棚田等十選」にも選定されている美しい棚田です。
棚田の歴史は平安~室町に起源するといわれ、少量の水源と棚田特有の傾斜地という条件ながら、先人の高度な土木技術と努力によって支えられてきました。
「日本の棚田百選」、「静岡県棚田等十選」にも選定されており、静岡県の誇る歴史と文化を継承する棚田です。

ふる里からのメッセージ

大栗安棚田倶楽部代表
鈴木芳治 氏

大栗安の棚田は、浜松市の北、天竜区の山中に残る小さな棚田です。農家も高齢化し、休耕地も増える傾向にあります。天水も少なく、猪などの外敵も多く、耕作条件が悪く大変苦労していますが、この原風景を残したく、可能な限り保全できるよう皆で協働しています。
田植え・稲刈りなど機械化が難しい棚田の仕事は人海戦術が一番!!ボランティア大歓迎いたします。また、夏の草取りや畔の修繕なども協力いただけると大変助かります。

ふじのくに歴史的土地改良施設
場所
浜松市天竜区大栗安(本村、檜曾礼)
保全団体
大栗安棚田倶楽部
面積
総面積:8.6ha、作付け面積:7.4ha
棚田の枚数
481枚
平均標高
425m
栽培作物
水稲、茶
優れた農業土木
傾斜地への棚田の造成
国土環境保全
土砂崩壊防止、洪水防止
伝統文化の継承
秋の大祭での屋台引き回し
美しい景観
山並みと調和した棚田
故事来歴・民話
鳳長源と言う武士が築いた棚田
豊かな生態系
ヤマユリ、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ゲンゴロウ、ドジョウ、ヤマドリ
棚田をもっと知る